今もウエディングジュエリーを語る上で欠かすことのできない老舗ジュエラーの多くは、古くから王侯貴族やセレブリティに愛されてきました。皇帝や英国王、モナコ公国大公といった真のセレブリティが結婚の印に贈ったジュエリーとは? 歴史に残るウエディングジュエリーのストーリーをご紹介します。
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Photo:G. Lukomski. With the kind permission of the Archives of the Prince's Palace of Monaco.
グレース・ケリーが愛した結婚指輪は「カルティエ」
モナコ公国大公レーニエ3世とグレース・ケリーの婚約記念の指輪は、「カルティエ」の10.47カラットのエメラルドカットのダイヤモンドリング。台座はプラチナ。中央のダイヤモンドに寄り添うようにバゲットカットのダイヤモンドが2つセットされた、シンプルなデザインでした。彼女はこのリングをいたく気に入り、最後の出演作となった『上流社会』でも、自ら願い出てこのリングを身につけていたそう。